高校野球2018
夏の長野大会
球児行進、花で彩り20年 塩尻の農家、無償提供
2018年7月 5日(木)
開会式用に贈るサルビアの世話をする臼井さん

 塩尻市広丘郷原の園芸農家臼井正明さん(69)が、全国高校野球選手権長野大会開会式に無償で花を贈り始めて20年になる。7日開幕の第100回記念大会にはサルビアを100鉢以上贈る。自身も塩尻高校(現塩尻志学館高)野球部員だった。ハウスで育て「情熱の赤」に色づいたサルビアで高校球児を応援する。

 花の提供を始めたのは、1998年の80回長野大会で一般公募の始球式に出たのがきっかけ。当時中学1年だった長男、毅さん(32)=さいたま市=と親子でバッテリーを組み、毅さんが投げる白球を受けた。翌年の81回大会から、開会式を行う球場に欠かさず花を贈っている。

 86回大会では毎年花づくりを手伝ってくれた毅さんが病気で入院し、提供をやめようと思ったが、毅さんに「続けてほしい」と背中を押された。「家族の応援のおかげでずっとやってこられた」と臼井さん。球児に対し「全力で悔いのない試合をしてほしい」とエールを送る。

 今年の開会式は松本市野球場で行う。サルビアは6日午後に搬入。鉢とプランターを各高校の野球部員の入場行進に合わせ、一塁線と三塁線に沿って並べる。

 塩尻高野球部の監督やコーチも務め、高校野球への思い入れは強い臼井さん。「開会式の入場行進を見ると鳥肌が立つ」と話し、今年も球児の姿と自身が育てた花を見に、会場に足を運ぶつもりだ。






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