協力金「対象外」―佐久の飲食店からも訴え

2021年01月21日掲載

 新型コロナウイルスの県独自の感染警戒レベル「5」が11日から続く佐久市内の飲食店から「利用者が激減した」との悲鳴が、本紙「声のチカラ」(コエチカ)取材班に寄せられた。隣の小諸市では一部の地区で、県の休業や営業時間短縮の要請に応じた事業者に協力金56万円が支払われるが、佐久市は対象外。「影響は小諸も佐久も同じ」と支援を願う声が根強い。(須田充登)

 佐久市周辺部で居酒屋を営む男性(56)は「11日以降、お客さんは毎日ゼロだった。おととい久しぶりに2人来てくれてびっくりした」と窮状を明かす。冷蔵庫のリース代や光熱費といった固定費は月10万円以上。ストレスの中、初の借金を決めたという。

 市内では、会食を通じて感染が広がったとして市が高齢者らの外出や複数人での会食の自粛を、防災行政無線や広報車で繰り返し呼び掛けている。「外出するなと言う割に(飲食店には)補償がない」と男性。小諸市で協力金が支払われる店が「うらやましい」と胸中を明かす。

 佐久市中込地区の飲食店街もひっそりとした状況。20日夜、居酒屋を営む女性(52)は先週から客が1人も来ない日が続くとし「お客さんが来ないのは小諸と同じ。厳しいなんてもんじゃない」と語った。

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