信毎は面白い!だから…[10大学生]社会、そして将来への大きな一歩に!

信毎の選挙報道が初めての投票に役立った

信州大学経法学部1年 藤本 軒遠さん(19/松本市)

経法学部の1期生として、4月から寮生活を始めた藤本さんは、それまで新聞を読む習慣がありませんでした。しかし、寮ではテレビも自由に見られないと思い、入寮時に信濃毎日新聞の購読を決断。読み始めて最初に役立ったのは、7月の参院選でした。
「何を基準に選んだらいいか、まったくわかりませんでした。信毎では候補者の対談が掲載され、生の声が聞けて良かった。いろいろな人の意見を取り上げたコラムも参考になりました。長野県は接戦だったので、初めての選挙で自分の1票の重みを感じました」と振り返ります。
法律を学ぶ学生として、県の淫行処罰条例成立までの動きも注目してきました。「日々県議会などの動きが報じられるので、物語を読むような面白さ」と、新聞の魅力を発見。郷土力士御嶽海の記事も楽しみになりました。
若い人に新聞の魅力をアピールするとしたら…そんな質問をすると、「見出しを見るだけで、興味のあることもないことも眺められ、じっくり読めばネットより信頼が持てる詳細な情報が手に入る。さまざまな立場からの意見も聞けて画一的にならない。これが新聞の強みだと思います」と答えてくれました。

中高生記者として米国へ 世界への興味膨らむ

長野工業高等専門学校4年 小林 希さん(18/長野市)

長野高専でIT(情報技術)を学ぶ小林さんは、中学3年だった2012年、信毎の販売店会が初めて募集した中高生記者の一人として米国を訪れました。もともと外国語には興味があったそうですが、この体験をきっかけに、さらに世界へ目を向けるようになったと言います。現在は学校で英語同好会にも所属。この夏に自身のアルバイト代でタイへ、また9月には学校のインターンシップ制度で台湾の大学へ-と海外へ足を運びます。将来は青年海外協力隊も視野に入れ、自身が学んだIT技術を発展途上国で生かしたいと考えています。
「例えばテロなら、各国の対応や事件の背景など、新聞は一つのテーマを多面的に考察した情報が一覧できる」と小林さん。よく読む記事は国際面や、国内外の重要トピックが理解しやすい「社説」が中心ですが、一番のおすすめは1面の「斜面」とのこと。「音楽や食など話題もさまざまで面白く、起承転結で必ず最後がきっちりまとまっているのもすごい」
さまざまな著名人が登場する「山ろく清談」も、最近のお気に入りだそうです。

自分で購読を決めた中学生

うれしくて眠れなかった初めての新聞

須坂市墨坂中学校3年 佐藤 美紅さん(15/須坂市)

佐藤家ではこれまで新聞を購読してきませんでした。ところが長女の美紅さんが中3に進級すると、新聞切り抜きを提出する宿題が。当初は先生の協力で提出しましたが、美紅さんはどうしても自分で新聞を読んで記事を探したくなりました。
お金を出すから、と母親のはるみさんに頼み、5月から美紅さんが半額負担する約束で信毎の購読が始まりました。
「娘の気持ちを大事にしたい、多少でも自分で負担すれば、ちゃんと読んでくれるという思いがありました」とはるみさんは言います。
初めて新聞が配達された日の前夜、美紅さんはうれしくて眠れなかったそうです。朝6時に新聞をとりにいき、それから一日中新聞を手放さず、ぼろぼろになるまで何度も読み返しました。「面白かった。今は最初に1面を読み、興味を引く記事を探して読んでいます。お気に入りは連載小説『淳子のてっぺん』とスポーツ欄」と美紅さん。
毎朝新聞をとりに行く美紅さんは、寝坊の習慣がすっかりなくなり、朝食前の30分を新聞にあてています。「自分の興味の範囲を広げているようで、それがうれしい」と喜ぶはるみさんも、今は新聞の情報が大事だと気づいたそうです。

新聞切り抜きで大学合格

都留文科大学文学部2年 鈴木 優さん(19/上田市出身)

「新聞の切り抜きをすれば、小論文がある大学入試には絶対合格する」。4年前の高2のとき、先生から受けたアドバイスを、上田市の高校に通う鈴木さんは実践しました。環境・地域振興分野の学科志望だったので、毎朝信毎を読み、その分野の記事を切り抜いてノートに貼る。ノートは7冊にもなりましたが、専門知識を問うことが多い都留文科大学の小論文を見事にクリアし、大学合格を果たしました。
「小論文の課題を見たとき、やった! という感じ。自分の意見を、すらすらと自信を持って書くことができました。気づかないうちに表現力も身についていたようです」と、鈴木さんは楽しそうに振り返ります。山梨県に住む今も、実家に帰る度にたまった信毎のチェックを欠かしません。
「将来は地域振興に携わりたいと思っているので、就職にも、またその後の仕事の上でも大きなプラスになるはず」と鈴木さん。20歳を目前にしたいま、高校時代から続けている弓道に対しても、また自らの将来に対しても積極的です。

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