信州大学経法学部1年 藤本 軒遠さん(19/松本市)
経法学部の1期生として、4月から寮生活を始めた藤本さんは、それまで新聞を読む習慣がありませんでした。しかし、寮ではテレビも自由に見られないと思い、入寮時に信濃毎日新聞の購読を決断。読み始めて最初に役立ったのは、7月の参院選でした。
「何を基準に選んだらいいか、まったくわかりませんでした。信毎では候補者の対談が掲載され、生の声が聞けて良かった。いろいろな人の意見を取り上げたコラムも参考になりました。長野県は接戦だったので、初めての選挙で自分の1票の重みを感じました」と振り返ります。
法律を学ぶ学生として、県の淫行処罰条例成立までの動きも注目してきました。「日々県議会などの動きが報じられるので、物語を読むような面白さ」と、新聞の魅力を発見。郷土力士御嶽海の記事も楽しみになりました。
若い人に新聞の魅力をアピールするとしたら…そんな質問をすると、「見出しを見るだけで、興味のあることもないことも眺められ、じっくり読めばネットより信頼が持てる詳細な情報が手に入る。さまざまな立場からの意見も聞けて画一的にならない。これが新聞の強みだと思います」と答えてくれました。