信州大学教育学部4年 藤原 諒さん(24/長野市)
子どもを対象とする心理学を学びたくて信州大学に入学し、臨床心理士の資格取得を目指して学ぶ藤原さんは、広島県出身。自身が新聞を読み始めたのは-と聞くと、「不登校になり始めた小学5年生の頃」と答えてくれました。日々家で過ごしながら、自然と新聞に触れる時間が増えたそうで、以降、中学まで続いた不登校時代を経て、高校で一念発起、親元を離れて兵庫県の全寮制男子高校に入学したことを機に、自分でも新聞をとってみることにしました。
読書が好きなこともあり、子どもの頃から書評やコラムを中心に、娯楽感覚で拾い読みをしていたという藤原さん。新聞には、1度に見えるページに幅広い記事が凝縮していて、トピックを選べる楽しさ、意外な発見に出合える面白さがあると言います。「面白そうだと目に留まった記事を読んでいるだけで、何も特別な読み方はしていないんです」。最近では、「こんなことも教室になるのか」と驚いた塩尻市の塩おにぎり教室の話や、投票所の立会人に応募したという高校生の話など、長野県内の地域情報にも興味が湧いています。