TOP2011年03月栄村で「中越沖の恩返し」 防災学ぶ新潟・柏崎の高校生

 新潟県柏崎市の柏崎工業高校防災エンジニアコースの1、2年生が27日、県北部地震で被災した下水内郡栄村で、ごみの仕分けや搬出、家屋の片付けを手伝った。同コースは中越沖地震(2007年)を機に、防災や震災復興に貢献できる人材を育成しようと09年度に創設。今回は被災した栄村のためにできることを、と学校側が支援を申し出た。

 この日は1年生21人のうち3人、2年生23人のうち12人の計15人が同村に入った。10人は壊れた家具や家電製品が集められた栄中学校のグラウンドへ。村職員らと、村民が次々に持ち込む廃棄物を車から下ろしたり、処理施設に向かうトラックに載せたりした。

 2年の戸沢亮介君(17)は木製家具の搬出を手伝い、雪の中からスコップで掘り出してトラックに載せた。「豪雪地帯の復興作業は大変だ。栄村のため、自分のできることをしたい」と話していた。

 5人は被災住宅で倒れた家具を元に戻したり、散らばった食器や衣類を整理したりするのも手伝った。

 生徒は普段、防災の授業で土のうの積み方やテントの張り方、急病人の運び方などを学んでいる。新学期が始まる4月上旬までは、交代で毎日2、3人が新潟県刈羽村の避難所に行き、東日本大震災で福島県から避難してきた人の子どもを世話するボランティアを続けている。

 中越沖地震で被災した時、大勢のボランティアに助けられたという2年の内山寛大(ひろとも)君(17)は「当時の恩返しができて良かった。さらに社会に貢献できるよう頑張りたい」と話していた。

2011年3月28日掲載

災害用掲示板(安否確認)