TOP2011年03月県内ガソリン供給に支障 震災で販売制限 売り切れの給油所も

 東日本大震災の影響で、県内へのガソリンなどの燃料供給が不足し、給油制限を始めるガソリンスタンドが県内各地で増えてきている。消費者の間では燃料枯渇への不安が高まっており、13日、一部では給油待ちの車が長い列をつくり、日中でレギュラーガソリンが売り切れるところもあった。

 石油精製販売大手JX日鉱日石エネルギー広報部によると、国内に8カ所ある製油所のうち宮城、茨城、神奈川各県の3製油所で製品の生産、出荷を停止。人命救助にあたる防衛省、消防などへの配分を優先していることもあり、一般向けの供給に支障が出ている。

 長野市稲里町の国道19号沿いのスタンドでは13日午前に在庫がなくなり、「レギュラー売切れ」の看板が。夕方、軽トラックで訪れた市内の男性(68)はハイオク給油に切り替え、「あすは朝から農作業などがあり、待っていられない。長く続くと困る」と話した。市内では、午前中から夕方まで給油待ちの車が道路までつながったり、「完売」などの看板を掲げたりするスタンドが複数あった。

 県内の高速道サービスエリア(SA)のスタンドも給油制限を実施しており、松本市と安曇野市の長野道上下線の梓川SAでは給油量を1台20リットルに制限。下り線では13日午後3時ごろで残り約400台分となり、店長(53)は「14日の午前中には終わりそう。こんなことは初めて」。上り線では一時、給油制限を10リットルまで引き下げた。

 県石油商業組合の渡辺一正理事長(74)は「元売りによって対応は異なり、現在詳しく調べている」としている。

2011年3月14日掲載

災害用掲示板(安否確認)