TOP2011年03月あずさ4日ぶり運転再開 都内ルートまだ不安定

 東京電力の計画停電の影響で全便運休していたJR中央東線の特急あずさ、スーパーあずさは17日、始発から運転を再開した。4日ぶりの運転再開に利用者から歓迎の声が上がったが、計画停電の対象時間帯には運休となり、都内とを結ぶルートはまだ不安定だ。

 信大医学部の入試のため16日に松本入りした茨城県つくば市の男子予備校生(19)は、午前11時すぎのあずさに乗り込んだ。12日の入試は、地震で止まったあずさに約20時間も閉じ込められて受けられなかった。17日午前に特別措置の再試験を終え、「最短で自宅に帰れるので再開して本当に良かった」と、喜んで松本駅から帰路に就いた。

 都内の男性会社員(30)は松本市内の実家に帰省していたが、特急列車の運休で足止めされた。会社からは無理に出社しなくていいと言われていたが、「やっと家に帰れる。電車の運転再開は復興の兆しが少し見えてきたということ」と同駅で話した。

 JR東日本長野支社によると、山梨県内の小淵沢-竜王間は東京電力から電力供給を受けており、午後3時20分~7時に予定されている計画停電(第3グループ)の時間帯は、上下線の特急計10本を運休する。このため、不安定な運行を懸念し、社員の都内への出張自粛を続けている松本市内の企業もある。

 小海線は17日、小海-小淵沢間で終日運転を見合わせた。ディーゼル燃料供給の見通しが不透明なため、運行する区間の小諸-中込間と小諸-小海間も、朝夕の通勤、通学時間帯に限った上下線計16本を運転している。

 県北部地震で被害が出た飯山線は引き続き、戸狩野沢温泉-越後川口間で終日見合わせ、長野-戸狩野沢温泉間のみ計14本を運転する。

 長野新幹線は通常運行している。

2011年3月17日掲載

災害用掲示板(安否確認)