TOP2011年03月「銀河連邦」が連携 佐久市は物資抱え大船渡へ

 宇宙航空研究開発機構の関連施設がある佐久市や神奈川県相模原市など6市町でつくる友好都市団体「銀河連邦」が連携し、東日本大震災で被害を受けた構成団体の岩手県大船渡市を支援する取り組みが広がっている。佐久市は17日も、現地で新たに要望があった靴下や調味料などの物資を携え支援に向かった。


 災害発生直後、大船渡市に電話連絡できない状況だったが、12日午後、佐久市が衛星電話で連絡が取れることを確認。銀河連邦本部の相模原市に伝えたことで、各市町と大船渡市との連絡が可能になり、支援が始まった。


 銀河連邦は1987(昭和62)年に発足し、旧臼田町(佐久市)を含む当時の5市町が90年に災害時の相互応援協定を結んだ。旧臼田町が99年8月に集中豪雨被害を受けた際、協定市町から30万円の見舞金が贈られた。


 相模原市は13日以降、保健師や職員らを派遣、物資も送っている。佐久市も14日、医師や保健師などの医療関係者や市職員などの人的支援を開始。秋田県能代市、鹿児島県肝付町、昨年4月から加わった北海道大樹町も支援している。


 佐久市を「サク共和国」とし、市長を「大統領」と呼ぶなど遊び心で始まった銀河連邦。特産物の販売などで交流を重ね、大船渡市からは漁協青年部がホタテのPRで佐久市を訪れるなど市民レベルのつながりもある。


 大船渡市では亡くなった職員もいて、銀河連邦の支援が支えになっているという。本部の相模原市は「行政だけではない市民レベルの交流が20年以上も続いている。それが今回の支援の土壌になっているのでは」と話している。

2011年3月18日掲載

災害用掲示板(安否確認)