TOP2011年04月佐久市「自粛」を解除 「地域の経済界から悲鳴」

 佐久市は1日、東日本大震災を受けて続いていた市関連行事や職員の歓送迎会などの「自粛」解除を表明した。「地域の活性化のため、震災前の活動に戻したい」としている。「自粛ムード」の影響を受けている飲食店関係者らからも要望が上がっていた。

 佐久市は震災後、友好都市の岩手県大船渡市に医師や職員を派遣、支援物資を届けてきた。一方、中部横断道開通の事前イベントや山梨県韮崎市から佐久市まで歩く恒例の強歩大会は、いずれも実行委員会の事務局を引き受けている立場から中止を決めた。

 職員の異動もあったが、送別会は大半が中止。飲食店関係者は「こんな時だから仕方ないが、企業まで自粛ムードになっていて、この時期の売り上げは例年の3~4割程度は減った」と話す。

 こうした声に加え、大船渡市が災害復興局を設置するなど復興に向けて動きだしたことから、市は今後、被災地支援を継続しながら、行事によっては復興イベントと位置付けて実施することにした。

 柳田清二市長は取材に「自粛ムードで地域の経済界から悲鳴に近い声が出ている。支援を続けるためにも、経済活動を停滞させられない」と話している。同日、職員対象の訓示などで「自粛を解除したい」と話した。

2011年4月 2日掲載

災害用掲示板(安否確認)