TOP2011年08月県、汚泥焼却灰保管施設を建設 長野市内2カ所、10月から利用

 下水処理場から出た汚泥焼却灰などから放射性物質が検出され、処分先や保管場所の確保が課題になっている問題で、県環境部は17日、千曲川流域下水道の終末処理場2カ所(ともに長野市)に焼却灰の保管施設を当面1棟ずつ建設し、10月にも利用を始める方針を明らかにした。

 同下水道建設事務所によると、保管施設はプレハブ平屋で1棟約200平方メートル。各終末処理場から出る焼却灰2カ月半〜4カ月分に相当する約160トンを保管できる。建設費は1棟約1500万円で、9月中の完成を目指す。

 同下水道では現在、上流の処理場で140トン、下流の処理場で114トンの焼却灰を、通路などで仮保管している。従来はセメント原料として業者が引き取っていたが、5月に放射性物質が検出されて以降は中断。このままだと9月末には仮保管のスペースがなくなる見通しだった。
 一方、2カ所のうち上流処理場の焼却灰は7月以降、放射性物質の測定値が下降傾向で、セメント原料として利用可能な値に近づいている。このため県は、引き取りの再開についても業者と協議を進めている。

 県生活排水課によると、県内の下水道では他に、長野市東部浄化センターと上田市の上田終末処理場で、焼却灰を仮保管せざるを得ない状況が続いている。

2011年8月18日掲載

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