TOP2011年08月千曲川流域下水道の汚泥焼却灰 県が搬出再開へ、セメント原料に

 県内の下水処理場の汚泥焼却灰から放射性物質が検出され、処分できなくなっている問題で、県環境部は19日、千曲川流域下水道の上流処理区終末処理場(長野市真島町)から出る焼却灰の放射能濃度が低下したため、セメント原料として来週初めにも搬出を再開すると発表した。

 政府が定めたセメント製品の放射能濃度の基準は1キロ当たり100ベクレル以下。セメントに混ぜる焼却灰の濃度は、各業者が独自基準を設けている。

 同終末処理場の焼却灰の放射能濃度は、7月29日から8月8日までの3回の検査でいずれも同200ベクレル台となり、搬出先の1業者が定めた「3回連続で300ベクレル以下」の基準を満たした。測定は継続し、基準を上回れば搬出は中止する。搬出するのは新たに出る焼却灰で、これまでに出た高濃度の焼却灰は保管を続ける。

 一方、同下水道の下流処理区終末処理場(同市赤沼)の放射能濃度は業者の基準を上回る状況が続いている。

 県生活排水課によると、県内の下水道では他に、長野市の東部浄化センターと上田市の上田終末処理場も焼却灰を搬出できていない。

2011年8月20日掲載

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