TOP2020年03月岩手日報、長野で特別号外配布 震災から9年の11日

 岩手日報社(盛岡市)は東日本大震災から9年となる11日、特別号外を長野市などで配る。復興状況を紹介しながら支援への感謝を伝えようと2012年から毎年発行、全国各地で配っており、今年は台風19号災害に遭った長野県民を励ます思いを込める。

 全12ページで、震災の教訓を伝える活動をしている釜石市の女性たちを取り上げる他、被災地支援を続ける配布地域の人々も取材。長野県内からは、被災地に慰霊の地蔵を建てた松本市の僧侶らの取り組みを紹介する。江戸時代の善光寺地震の被災跡など、各地の災害遺構も写真を交えて掲載する。

 1万4千部を発行。長野市内では、午前7時半からJR長野駅前で通勤者らに400部を配る他、台風19号災害の被災者の交流や支援の拠点「まちの縁側ぬくぬく亭」(豊野町)に300部、市役所、信濃毎日新聞長野本社に各100部を置く。

 街頭配布は長野の他、首里城正殿などが焼失した那覇市でも行う。

 岩手県内では漁港や鉄道などの復旧が進む一方、子どもの心のケアなどが引き続き課題となっているといい、岩手日報社編集局は「震災の記憶の風化に歯止めをかけながら、災害への備えを各地で広く呼び掛けたい」としている。

2020年3月10日掲載

災害用掲示板(安否確認)