TOP2020年03月岩手日報号外、長野市豊野町にも 住民「復興の気力養いたい」
特別号外を手に、復興への思いを語り合う「まちの縁側ぬくぬく亭」の利用者たち

 東日本大震災から9年となった11日に岩手日報社(盛岡市)が長野市内などで配った特別号外は、台風19号で被災した同市豊野町の住民らも手にした。住民たちは震災被災地に思いをはせながら、自分たちの地域でも「復興の気力を養いたい」と思いを新たにした。

 住民の交流や被災者支援の拠点施設「まちの縁側ぬくぬく亭」では、住民ら10人ほどが号外を受け取った。青空が広がる海岸の写真が掲載された1面にしばらく見入った後、口々に「雇用は回復したのかしら」などと案じた。

 台風による浸水で自宅が全壊し、須坂市に避難中の山岸幸子さん(86)は、施設にボランティアとして毎日顔を出す。号外を手に「被災者の心のケアに積極的に取り組む」との思いを強くした。

 施設の運営に関わる社会福祉法人「賛育会」(東京)の春原圭太さん(31)は「人のつながりが被災地の復興を支える。取り組みを参考にしたい」と話していた。

2020年3月12日掲載

災害用掲示板(安否確認)