TOP2020年03月「3・12栄村」復興の火絶やさない 発生から9年
キャンドルの火が照らす「3・12栄村」の文字に復興を願う地元住民ら=12日午後6時33分、JR森宮野原駅前

 下水内郡栄村で最大震度6強を観測した県北部地震から9年がたった12日、村内のJR森宮野原駅前で復興を願う「復興灯明祭」が開かれた。新型コロナウイルス感染症拡大や雪不足の影響で規模縮小を余儀なくされたものの、有志が開催。訪れた住民らは震災の記憶を胸に、キャンドルの明かりで浮かび上がった「3・12栄村」の文字に復興を願った。

 有志は午後5時ごろから、例年の半分以下の高さ2メートルほどの「雪山」に約500本のキャンドルを並べながら点灯。1時間余かけて完成すると、有志代表の一人、地元の森商工振興会長の斎藤龍男さん(76)が「ともしびを絶やしてはいけない」とあいさつ。集まった住民ら約30人が、地震後に震災関連死と認定された村民3人と森集落の震災復興住宅で今年亡くなった2人に黙とうをささげた。

 昨年までは観光協会などと実行委員会を組織して催してきたが、今回は豚汁のふるまいや村歌の合唱を中止に。雪像の製作も断念した。

2020年3月13日掲載

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