TOP2020年03月東北のグルメ提供―被災地支援、今年も 辰野町役場内の食堂
福島県で親しまれる商品を持つ松崎さん(右)と五味さん=9日、辰野町

 東日本大震災から9年になるのを前に、上伊那郡辰野町役場内にある食堂「サン・やすらぎおひさま食堂」は9日、東北地方のご当地グルメの提供を始めた。13日まで日替わり定食を用意し、売り上げの一部を被災地支援に充てる。4回目の今年は新型コロナウイルス感染拡大で開催を迷ったが、「前向きに、笑顔になれること、できることをやろう」と決めた。

 この食堂を切り盛りする福島市出身の松崎直美さん(41)と、同僚の五味愛さん(40)が2017年に始め、売り上げの一部を被災遺児の進学支援団体に寄付してきた。

 この日のメニューは喜多方ラーメン。昨年に続き来店した会社社長の鈴木孝之さん(48)=伊那市=は震災後に福島県浪江町を訪れたといい、「町職員から『忘れられるのが一番つらい』と聞いたことが忘れられない。毎年こうして思い出す機会をつくってくれてありがたい」と話した。

 10日は会津地方のソースかつ丼、11日は松崎さんの地元流の芋煮汁、12日は浪江焼きそば、13日は岩手県大船渡のサンマを使ったフライを、各600円で提供する。午前11時から午後2時まで。賛同する町内事業者のハチミツや香り付きインテリア小物も置き、売り上げを全額寄付する。

2020年3月10日掲載

災害用掲示板(安否確認)