スペシャルオリンピックス冬季世界大会・長野
大会・競技データ
全7競技紹介
 2月26日に開会するスペシャルオリンピックス(SO)冬季世界大会では、7競技79種目を行う。このうちフロアホッケーは、SO独特の競技で、スノーシューイングも五輪にはない。アルペンスキークロスカントリースキースノーボードスピードスケートフィギュアスケートの各競技も、種目はSO独自に設定している。各競技の内容を紹介する。
フロアホッケー 
フロアホッケー <パックはフェルト製>
 ドーナツ型のフェルト製パックを、棒状のスティックで運び、相手のゴールに入れて得点を競う。アイスホッケーと、氷上でゴム製の輪をスティックでゴールに運ぶカナダ生まれのリンゲットを組み合わせた競技だ。
 双方のチームからプレーヤー5人とゴールキーパー1人の計6人ずつがコートに入って対戦。1ピリオド9分間で3ピリオド行い、総得点を競う。プレーヤーは、長さ90―150センチ、太さは周囲7.5―10センチの円柱状のスティック、キーパーはアイスホッケーと同じスティックを使う。いずれも顔を保護するマスク付きヘルメットを着用するほか、ひざやすねの保護具を着ける。防護手袋やひじパッドも認められる。
 フェルト製パックは直径20センチ、厚さ2.5センチ。中央に直径10センチの穴が開いている。
 プレーヤーは1ピリオドに3回、交代する。相手選手の動きを妨げるといった違反をした場合は、ペナルティで1分間退場となる。
フィギュアスケート
 シングル、ペア、アイスダンスがあり、規定とフリーの演技を行う。事前に受けるテストで決まるレベルごとに、演技に取り入れる要素や演技時間が異なる。ペアとアイスダンスは、障害のない人がパートナーとして選手と演技する種目もある。 フィギュアスケート
スピードスケート
スピードスケート  リンクは1周111.12メートルのショートトラックを使い、靴はスピードスケートのものを使う。レースはいずれも4人以下で一斉にスタートし、ゴールまでの速さを競う。トラックを使う種目は、半周の55メートルから1500メートルまで。ほかに、直線を滑る25メートルがある。
スノーシューイング
<中近東の国々からも>
 足の前の部分を固定し、かかとは上下に動かすことのできる西洋かんじき「スノーシュー」を履いて雪上を走り、ゴールする速さを競う。
 400メートル、800メートルの中距離は、400メートルトラックを周回する。1チーム4人が出場する400メートルと1600メートルのリレーも、トラックを使って行う。長距離には1600メートルと5キロがあり、いずれもクロスカントリースキーのコースを利用する。
 また、トラックの直線コースを走る25メートル、50メートル、100メートルの初級者向け短距離もある。
 世界大会には、エジプトやヨルダンといった中近東の国々や、ベネズエラ、マカオ、香港からも選手が出場する予定だ。冬季大会にできるだけ多くの選手が参加できるように、雪が降らないような国・地域では、海岸や砂漠といった砂地で練習している。
スノーシューイング
クロスカントリー
クロスカントリー  500メートルの短距離から10キロの長距離まで、コースに切った溝の中をスキーを滑らせるクラシカル走法で速さを競う。5キロ以上にはフリー走法の種目も。4人のチームで競うリレー種目もある。10メートルから100メートルの初心者向け種目も予定している。
スノーボード
 2001年アラスカ大会で初めて採用された。スーパー大回転、大回転、回転をそれぞれ上級、中級、初級に分け、コースの高度差や旗門数を変えて行う。ハーフパイプ(HP)は実施しない。 スノーボード
アルペンスキー
アルペンスキー  滑降、大回転、回転のそれぞれに、上級、中級、初級の種目があり、スタート地点とゴール地点の高度差や旗門数を変えて行う。ほかに、初心者種目として、平たんな場所での10メートル歩行や緩い斜面での直滑降なども行う予定だ。

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