信濃毎日新聞ニュース特集

2018 長野県知事選

戦後19回、知事選の軌跡 2000年から大きなうねり

2018年07月20日(金)

 都道府県知事が1947(昭和22)年に民選になり、今年で71年となる。これまでに長野県知事を務めたのは、現職の阿部守一氏を含め6人。このうち、副知事出身の2知事による「オール与党」的な県政運営が、59(昭和34)年から41年間にわたって続いた。2000年に民間出身の田中康夫氏が当選し、県政の大きな転換点となった。田中氏は出直し知事選で圧勝後、06年に元衆院議員の村井仁氏に敗れた。00年代に入ってからの県政は、大きなうねりの中にあったと言える。
 民選の初代知事の林虎雄氏は3期12年で引退。副知事で後を継いだ2代目の西沢権一郎氏は、歴代知事で最長となる6期21年を務めた。同じく副知事から転身した3代目吉村午良氏も、共産を除く与党体制を背景に、西沢氏に次ぐ5期20年の長さだった。
 田中氏は、吉村氏の引退を受けた知事選で、市民ら勝手連の支援を受けて当選した。田中氏は県会と対立の末、不信任、失職となったものの、出直し知事選で圧勝。ただ、独自の政策や言動で県会や市町村長らと対立を続け、06年には村井氏に敗北した。現職の落選は戦後唯一の例だ。村井氏は、田中氏が見直した県組織の再編などを進め、1期4年で退いた。