信濃毎日新聞ニュース特集

2018 長野県知事選

阿部氏先行、追う金井氏 序盤情勢、3割「未定」

2018年07月21日(土)



 信濃毎日新聞社は20日、任期満了に伴い19日告示された知事選(8月5日投開票)で、県内有権者819人を対象にした電話世論調査や取材を総合し、序盤の情勢を探った。いずれも無所属で、3選を目指す現職の阿部守一氏(57)が高い知名度を生かして先行し、新人で元上田市議の金井忠一氏(68)が追う展開だ。ただ、約3割は投票先を「まだ決めていない」とし、論戦の行方などを注視している。
 自民、立憲民主、国民民主、公明、社民の与野党5党の推薦を受けた阿部氏は、自民支持層の約9割、立民支持層の約8割の支持を得るなど幅広く浸透。回答者の約半数を占める無党派層でも金井氏を上回る支持を集める。「実績・経験」「県政の継続性」などを重視する層で支持が高い。
 共産党の推薦を受けた金井氏は、同党支持層の約4割に浸透。「県政の転換」などを重視する層で比較的支持が高い。現県政を「あまり評価しない」「まったく評価しない」とする人から一定の支持を得ているものの、序盤の現段階では現職批判票を引き付けきれていない。
 投票先を「決めている」は65%で、「まだ決めていない」が32%。各候補が発表した公約や政策の内容を「よく知っている」「少しは知っている」と答えた人は41%にとどまり、2014年前回選の同時期に本社が行った世論調査(対象833人)を6ポイント下回った。
 知事選に「関心がある」(「非常に」「少しは」の合計)は73%。地域別では東信が79%と最も高く、中信が78%、北信が71%で、南信は67%と最も低かった。前回選の投票率は43・56%と過去最低を記録。今回は「18歳選挙権」が導入されて初めての県知事選で、両陣営が政策や公約の内容を浸透させ、若い世代を含めて有権者の関心を引き付けられるかが投票率の行方に大きく影響しそうだ。
(注・投票率を除き小数点第1位を四捨五入した)
※世論調査の詳細は、信濃毎日新聞本紙をご覧ください。