信濃毎日新聞ニュース特集

2018 長野県知事選

上がれ投票率!下がれ室温!! 市町村選管、熱中症対策急ぐ

2018年08月03日(金)


知事選の投票所用に小型送風機を急きょ購入した長野市選管=2日、長野市役所

 記録的な暑さが続く中、県内市町村選挙管理委員会が5日の知事選の投開票に向け、投票所の熱中症対策を進めている。投票所には体育館などエアコンがない施設も多く使われるため、各選管は急きょ、送風機や扇風機を購入したり、扇風機の風を当てて冷風を送るために氷柱を注文したり...。立会人や事務職員の休憩も増やすなど、「災害」レベルの暑さを乗り切るために知恵を絞っている。
 「冷房のない投票所では、室温が40度を超えるかもしれない」。長野市選管事務局長補佐の山岸健二さん(53)は話す。市内の投票所108カ所のうち、体育館などエアコンのない施設は40カ所。市選管は1台4千円の小型送風機14台を急きょ購入し、既存の扇風機では暑さがしのげない場所に配置する予定だ。
 大型の送風機では投票用紙などが飛ばされる恐れがあるため音の静かな小型を選んでおり、「これだけでは十分な暑さ対策にはならない」とも。投票管理者や立会人を務める市民には高齢者も多く、各投票所には、小まめな休憩や水分補給を促す通知も出す。
 松本市選管は1台2千円ほどの扇風機22台を新たに購入。既にある約150台と合わせ、エアコンのない投票所で活用する。熱中症が疑われる有権者がいた場合に備え、瞬間冷却剤約400個の購入も決めた。
 同市清水小学校の投票所を担当する保健師の斉藤睦恵さんは、共に担当する職員6人と、飲み物などを入れるクーラーボックスを1人1台ずつ持ち寄ると確認。2014年の前回選は1時間に1回だった休憩も30分ごとにする。「今までにない過酷な選挙。体調の悪そうな有権者がいたら積極的に声を掛け、助け合って乗り切りたい」とする。
 上高井郡小布施町選管は、冷房のない2カ所の投票所のために、長さ約40センチの氷柱を数十本注文した。扇風機で氷柱に風を送り「自然のクーラーにする。見た目にも涼しい」と期待。この2カ所では、立会人や職員らの休憩用に、投票所の外に冷房を効かせたワンボックスカーを待機させる検討も始めた。
 長野地方気象台(長野市)によると、5日の県内は気圧の谷の影響で雲が広がりやすくなるが、気温は平年より高くなる見込み。長野の最高気温は35度を予想している。