信濃毎日新聞ニュース特集

2018 長野県知事選

金井忠一氏 三つの県政転換、訴え続け

2018年08月05日(日)

 「素晴らしい県になるように努力する」。金井氏は午後8時前、上田市中央2の交差点で最後の街頭演説を行った。終了後、「学校へのクーラー設置などの公約は県民の暮らしに密着しており、多くの有権者に響いたと確信している」と手応えを語った。
 選挙中、「大型公共事業ではなく県民の切実な要望を優先する」「オール与党態勢の県政を変える」「国の悪政に物を言う」とした「三つの県政の転換」を訴え続けた。都市部だけでなく中山間地もくまなく回って街頭演説を重ねた結果、「現県政の問題点を多くの県民に知ってもらうことができた」と振り返る。
 猛暑が続いた中盤以降、公約で掲げた「学校へのクーラー設置」の訴えを前面に打ち出し、「県民の命と暮らしを守る」とする自身の姿勢を強調した。大北森林組合(大町市)の補助金不正受給事件を巡る阿部氏の対応への批判も大きな争点に据え、「阿部氏は責任を取っていない。私でなければ事件の真相究明はできない」と主張し続けた。
 共産党が推薦し、党県委員会や県労連などでつくる「明るい県政をつくる県民の会」が各地で支援。党本部から複数の国会議員が応援に入り、「阿部氏は安倍首相から推薦証を直接受け取っている。長野県から安倍暴走政治にノーの審判を広げよう」と政権批判票の取り込みも図った。
 細尾俊彦統括責任者(県労連議長)は「三つの転換」を継続して訴え続けたことで、「県民から遠かった県政を身近にすることができた」と説明。「金井氏なら住民の要望を実現できると多くの有権者に伝えられた」と語った。