スノーボード女子ビッグエア決勝で、藤森由香選手の3回目の演技直前に立ち上がって声援を送る人たち=22日午前10時41分、長和町の姫木コミュニティセンター
スノーボード女子ビッグエア決勝を終え、上位選手の演技に拍手を送る7位入賞の藤森由香選手。右は4位の岩渕麗楽選手=韓国・平昌

由香ちゃんありがとう 最後の五輪、出身の長和でPV

201802/22

 「由香ちゃんありがとう、よくやった」―。平昌(ピョンチャン)冬季五輪スノーボード女子ビッグエアで7位入賞を果たした藤森由香選手(31)の出身地、小県郡長和町の姫木コミュニティセンターで22日、藤森選手を応援するパブリックビューイング(PV)があり、藤森選手の姉や祖母ら親戚や、地元住民ら約80人が声援を送った。4回連続で五輪代表入りした藤森選手は、平昌を最後の五輪と決めている。メダルには届かなかったが、地元住民らは最後の演技を終えた藤森選手の健闘をたたえた。
 1回目の演技で藤森選手が登場すると、会場は一気にヒートアップ。小学生の頃から藤森選手とスノーボードをしてきたという会社員相沢啓太さん(32)=諏訪郡富士見町=は「長和町にすごい選手がいることを知ってほしい」と見守った。住民らは藤森選手が助走を始めると「立て」と声を張り上げ、着地に成功すると立ち上がって喜んだ。
 海外勢が次々と高得点を出す中でも「ゴーゴー、由香ちゃん」と盛り上げ、2回目の演技で着地が乱れても「3本目がある」とエール。3回目の演技を終えると、住民らは「由香ちゃん、ありがとう」と大きな拍手を送った。
 姉の太田由美さん(33)=茅野市=は、住民らを前に声を詰まらせながら、「初めての五輪も7位入賞。皆さんの応援が由香の励みになった」とあいさつ。取材には「妹にとって五輪は特別な大会だった。これからもスノーボード界を引っ張ってほしい」。
 由香さんの伯父の藤森富夫さん(65)=茅野市=は「つらい時期もあったが、本人は常々、力を発揮して皆に喜んでほしいと話していた。7位入賞は由香にとって本望だと思う」と誇らしげに話した。