「地球」を感じてもらいたい―。
地球に住んでいるのは人間だけではなく、それこそ何百年、何千年…という単位で命をつないできた生き物たちが、今この時も地球上で生きています。
人間もそのひとつに過ぎないんだということを、日々の暮らしのなかで意識してほしい。
アラスカの手つかずの自然と生き物たちの姿を見て、同じ地球上のできことだと感じてほしい。
写真家・佐藤大史さんがアラスカの日常を撮影する動機は明快です。
ひとことで「アラスカの撮影」と言うのは簡単ですが、アラスカとはいったいどんなところなのでしょうか。
広いアラスカの原野でたったひとり、写真家は何を考え、何を見て、どう行動しているのか。
わたしたちが見る写真と写真の隙間に何が起こっていたのか。
この連載では、そんなアラスカでの思いや撮影の裏話を綴ります。