信濃毎日新聞ニュース特集

2019参院選

参院選有力な公示日まで2カ月 野党一本化、月内にも

2019年05月05日掲載

 夏の参院選県区(改選数1)に向け、立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党の県組織代表者らは4日、長野市で会合を開いた。元民進党参院議員の北沢俊美氏は野党候補一本化について「連休明けに何らかの動きがある。5月中の決定が理想的だ」と述べ、早期に一本化を実現する見通しを明らかにした。他党から異論はなかった。また、4党が衆参同日選を視野に、次期衆院選4、5区に擁立する候補者も共闘の対象として協議していることが、関係者への取材で分かった。

 参院選県区には、野党では国民民主現職の羽田雄一郎氏(51)と共産新人の長瀬由希子氏(50)の2氏が立候補を準備する。

 各党は32ある改選1人区が参院選の勝敗の鍵を握るとみており、自民党は長野県区を含む16選挙区を「激戦区」と位置付けた。これに対し野党の中央組織は全国の選挙区事情を踏まえ協議しており、県組織も調整結果を待っている。

 一方、衆院選4区では、野党はいずれも立候補予定者を発表していない。5区には立憲民主が前上伊那郡中川村長で新人の曽我逸郎氏(63)を擁立する方針を固めている。

 会合は、改憲に反対する市民グループ「信州市民アクション」の呼び掛けで開き、2月以来2回目。旧民進系の政治団体「新政信州」代表の北沢氏も初めて参加した。

 市民アクションは野党統一候補の早期決定、衆参同日選をにらんだ野党共闘などを求め、各党は同意。参院選県区候補の一本化に向け、大型連休明けに4党県組織の幹事長級が協議する。

 北沢氏は会合後の記者会見で「県内では中央よりも早く統一候補について議論してきた。長野県は先行しようというのが各党の意向だ」と説明。さらに「来るべき衆院選も含めて、お互いにいい候補がいるので、ウィンウィン(相互利益)の関係で話をまとめていきたい」とも述べ、衆院小選挙区も含めた野党共闘を模索していることを明かした。