信濃毎日新聞ニュース特集

2019参院選

自民・吉田氏引退へ 体調不良で比例出馬断念

2019年05月23日掲載

 自民党参院幹事長の吉田博美氏(69)=県区=は22日、夏の参院選比例代表に出馬せず、政界を引退する意向を後援会幹部や党関係者に伝えた。23日の定例記者会見で正式に表明する。吉田氏は信濃毎日新聞の取材に、体調不良を理由に挙げ「今期をもって引退することを決めた」と述べた。

 吉田氏は昨年10月、改選を迎える県区(改選数1)への不出馬を表明した。1年余前に転倒して痛めた右脚が回復せず、2月中旬以降に精密検査を受けた後、転倒予防のため車いすで議員活動をしていた。今月は持病の帯状疱疹(ほうしん)も発症し、国会を休みがちだった。吉田氏は体調面について「努力しても芳しくない」とし、主治医と相談して引退を決めたとした。

 官邸側は比例転出を継続的に促し、地元の飯田下伊那や上伊那地方の市町村長、支持者らも出馬を要請していた。

 吉田氏は衆院議員秘書を経て、1983(昭和58)年の県議選下伊那郡区(当時)で初当選。5期連続当選し、県会議長も務めた。2001年の参院選県区に出馬して初当選し、現在3期目。県区の後継には、衆院比例北陸信越元職の小松裕氏(57)を指名している。