信濃毎日新聞ニュース特集

2019参院選

与野党激突固まる 羽田氏に一本化、野党5党派合意

2019年05月30日掲載

 夏の参院選県区(改選数1)で、野党5党派が29日に国民民主党の現職羽田雄一郎氏(51)への一本化に正式合意し、2016年参院選と同様、与野党候補による事実上の一騎打ちの構図が固まった。共産党の新人長瀬由希子氏(50)は長野市で記者会見し、自らの立候補取り下げを発表した。自民党新人で衆院比例北陸信越元職の小松裕氏(57)も動きを活発化させた。【焦点3面に】

 野党党首会談で、参院選の勝敗を左右する全国32の改選1人区のうち長野を含む19選挙区で一本化を決めた。既に合意していた11選挙区と合わせ、一本化は30選挙区になった。

 長野県区は改選数が2から1に減って初めて実施された16年選で野党共闘が実現。激戦の末、民進党(当時)新人の杉尾秀哉氏(現立憲民主党県連代表)が自民現職を破って当選。野党は今回も羽田氏への一本化で再現を目指す。

 国民の玉木雄一郎代表は党首会談後、長野県区は1人区で唯一、野党の現職が立候補する選挙区であることを踏まえ、「最重点選挙区の一つ。相当厳しい選挙戦が予想されるので、全面的な支援態勢で臨みたい」と述べた。

 24選挙区で擁立していた共産はこれまでの6選挙区に加え、新たに長野を含む14選挙区で候補を取り下げる方針を明らかにした。志位和夫委員長は記者会見で「それぞれの選挙区で与党の候補者に勝てるよう最大限の協力を図る」と強調。長瀬氏は会見で「野党統一候補の勝利に力を尽くす」と述べた。

 県区には他に諸派の新人斎藤好明氏(68)が立候補を予定している。