信濃毎日新聞ニュース特集

2019参院選

目指せ、若者の投票率アップ 信大生団体が参院選向け討論会など計画

2019年06月12日掲載

 夏の参院選に向け、信州大生たちが投票率向上などに取り組む団体「VOTERS(ボーターズ)」を設立した。同世代に政治への関心を持ってもらうため、政党の代表者を交えた討論会や、投票の意義を考える学習会を学内で開こうと計画中。若者の投票環境を充実させるため、松本市の信大松本キャンパスで期日前投票や不在者投票ができる仕組みをつくれるか、関係機関に呼び掛けていく考えだ。

 設立を提案したのは医学部2年の田村大地さん(20)=福岡市出身。昨年8月、長野県知事選で期日前投票したが、友人らと候補者や選挙について深く議論する機会がなく違和感を覚えた。同世代が政治に関心がないことに危機感があり、友人らに学習会などの開催を呼び掛け、理学部や経法学部、人文学部などの1年生から大学院生まで10人が集まった。

 討論会には参院選の候補者や政党代表者を招き、奨学金制度など若者に関係が深いテーマから憲法まで幅広く議論したい考え。なるべく多くの学生に参加してもらうため短文投稿サイト「ツイッター」なども活用するつもりだ。政策などをまとめたチラシづくりも検討している。

 信大生の多くは県外出身で住民票を県内に移していないケースも少なくない。学内で不在者投票できる仕組みを設けるなど学生が投票しやすい環境の整備も目指しており、今後、松本市選挙管理委員会にも提案していく考えだ。

 田村さんは「活動をどう広く認知してもらうかが課題。参加してくれる人が増えるとうれしい」と話している。