信濃毎日新聞ニュース特集

2019参院選

「改選1」の県区、激戦本番 日程確定で各陣営

2019年06月27日掲載

両院議員総会で気勢を上げる羽田雄一郎氏=26日、都内(写真左)。決起集会で支援者と握手する小松裕氏=26日、長野市(同右)

 参院選は7月4日公示、21日投開票の日程が確定し、県区(改選数1)に立候補を予定する各陣営は26日、一気に選挙モードに突入した。事実上の与野党一騎打ちとなる選挙戦を目前に控え、自民党新人の小松裕氏(57)は「与党議員の議席を必ず守る」と力を込め、国民民主党現職の羽田雄一郎氏(51)は「野党の現職として負けられない」と訴えた。

<自民・小松氏「最後まで必死に走る」>

 「与党の中でしっかり物を言い、政策として実現する。生まれ育った信州のため仕事をさせてほしい」。小松氏は26日夜、長野市で開いた決起集会でそう強調。壇上で「頑張ろう」と拳を突き上げた。

 小松氏は「今こそ地方創生を進め、将来を見据えた少子化対策を少しでも早く実現させなければならない」と主張。「最後まで必死に走り抜き、少しでも多くの人に思いを知ってもらう」と誓った。

 自民党県連はこの夜、長野市内の別会場で各種団体や職域支部の代表を集めた選対会議を開催。小松氏の名前を組織内に浸透させるよう徹底した。県連会長の後藤茂之氏(衆院4区)は「皆さんに知らしめていくしか道はない」と力説。今後、党幹部や政権幹部が県内入りするのに合わせ、知名度向上を図る考えだ。

<国民・羽田氏「1人区現職落とせぬ」>

 「32ある1人区で野党現職は私一人。信州長野県で議席を落とすわけにはいかない」。羽田氏は26日の参院本会議終了後、そう決意を語った。

 この日は、委員長を務める参院国土交通委員会に出席。国会閉幕後に国民民主党本部で開いた両院議員総会では玉木雄一郎代表の隣に立ち、「頑張ろう」を三唱して拳を突き上げ、玉木氏や同僚議員とがっちりと握手を交わした。

 27日から県内で企業や支援者回りを本格化。公示後は、政策協定を結んだ県内野党と市民団体の各代表者が集まる街頭演説を衆院選挙区ごとで予定しており、「打倒安倍政治」を強く打ち出す考えだ。

 国民民主県連副代表の倉田竜彦氏は「立憲民主党と一体化して戦う態勢を整えた。市民と野党の統一候補だと全県に広げていく」と強調した。

<諸派の2氏 政策訴えや決意>

 県区立候補を予定する政治団体・労働の解放をめざす労働者党の新人斎藤好明氏(68)は26日、「全ての人の生活の根底にある働き方の問題を最重点にチラシなどで訴えていく」と決意を語った。政治団体・NHKから国民を守る党の新人古谷孝氏(43)は、受信料を支払った世帯だけがNHKを視聴できる仕組みを導入するとし「その政策を広める」と述べた。