信濃毎日新聞ニュース特集

2019参院選

県内7党、支持拡大戦略は 幹部に聞く

2019年07月05日掲載

 4日公示された参院選で県区(改選数1)や比例代表に候補を擁立した7政党の県組織幹部に、どう支持を広げていくのか戦略を聞いた。(公示前参院勢力順)

 【自民党】
 県区に新人の小松裕氏(57)を擁立。党県連の萩原清幹事長は全県的な知名度不足を「最大の課題」に挙げる。国会議員や県議、市町村議による活動を活発化させ、公明党の協力も期待。小松氏が医師であることから「医療・福祉に精通しているとアピールしていく」とする。

 【公明党】
 県本部顧問で比例現職の平木大作氏(44)を重点候補とする。県本部の中川宏昌幹事長は、自民党県連とは「相互支援で臨む」と説明。消費税増税に合わせた軽減税率の導入などを実現させたとして「比例では党名を前面に出し、実績を地域できめ細かく訴えていく」とする。

 【立憲民主党】
 党県連代表の杉尾秀哉氏が、県区に立候補した国民民主党現職の羽田雄一郎氏(51)の選対本部長に就いた。立民県連の埋橋茂人幹事長は「党は前回衆院選で一定の評価を得たが、県内組織はまだ脆弱(ぜいじゃく)」と説明。「国民民主と一体となって戦い、党の浸透も図りたい」とする。

 【国民民主党】
 党県連の倉田竜彦副代表は、羽田氏が全国の1人区で野党唯一の現職候補であることから「全力を挙げて何としても勝つ」と強調。後援会と連合長野が連携し、市民団体や他野党の協力を得て「共同で街頭演説会や集会を開くなど無党派層への浸透も重視したい」とする。

 【共産党】
 比例では重点候補の井上哲士氏(61)の4選を目指す。比例候補の新人有坂ちひろ氏(44)=伊那市=は4日、佐久市で第一声し「私たち大人の責任で日本の政治を変えよう」と訴えた。党県委員会の石坂千穂副委員長は「安倍政治との違いを明確に打ち出していく」とする。

 【日本維新の会】
 比例では、2017年衆院選で得た県内票の5万8千票余を上回る10万票を目標に掲げる。県総支部の手塚大輔代表は「各地で活動してきた蓄積を生かし、浮動票の獲得を目指す」と説明。「憲法改正を進めるために、自公維新で3分の2の議席を確保したい」とする。

 【社民党】
 比例では重点候補で前党首の吉田忠智氏(63)の返り咲きを目指す。党県連の池田清幹事長は「得票率2%以上を維持し、政党要件を満たすことが絶対条件」と強調。県区では羽田氏の支援に集中して「選挙戦に全力で臨み、党への信頼や支持の広がりにつなげたい」とする。