信濃毎日新聞ニュース特集

2019参院選

羽田氏やや先行、小松氏急追 投票先未定5割近く、県区序盤情勢

2019年07月06日掲載

 信濃毎日新聞社は5日、共同通信社の電話世論調査(県内845人回答)と、同日に始まった期日前投票の出口調査に取材を加味して、4人が立候補した県区(改選数1)の序盤情勢を探った。事実上の一騎打ちとなった政党公認の2氏のうち、国民民主党現職の羽田雄一郎氏(51)がやや先行、自民党新人の小松裕氏(57)が急追する展開となっている。世論調査では有権者の5割近くが態度未定。女性や若い世代、無党派層で態度を決めかねている割合が高く、両派はこれらの層への訴えを強めている。

 羽田氏は野党統一候補として立憲民主、共産、社民3党が支持。安全保障法制などを進めた安倍政権を批判する。国民支持層の9割、立民支持層の7割超を固めた。共産や社民両党支持層の5割超を引き寄せている。

 小松氏は、引退する県区現職の吉田博美氏(党参院幹事長)から後継指名を受け、公明党が推薦する。与党議席を確保し、安心して暮らせる仕組み作りを主張。現時点で、自民、公明両党支持層の7割近くをまとめた。

 無党派層は約3割が羽田氏、約1割が小松氏を支持。ただ未定などが5割近い。年代別では50代以上で羽田氏が優位に立っている。小松氏は20代と40代で羽田氏を上回っている。

 衆院小選挙区別では、羽田氏が地盤とする3区で優位に立ち、小松氏は地元の1区で先行する。2区と4区では両者がしのぎを削り、5区はもみ合っている。

 政治団体・労働の解放をめざす労働者党新人の斎藤好明氏(69)、政治団体・NHKから国民を守る党新人の古谷孝氏(43)の諸派2人は浸透していない。

 参院選への関心が「ある」(「大いにある」と「ある程度ある」の合計)は68%。一方、投票先を「決めている」(「だいたい決めている」との合計)とする男性は61%だったのに対し、女性は「まだ決めていない」が55%だった。