信濃毎日新聞ニュース特集

2019参院選

投票率アップへ「選挙割」 松本の飲食店が割引サービス

2019年07月20日掲載

替え玉などのサービスを実施する一風堂松本店(上)。今回初めて「選挙割」をする松本市のカフェ「栞日」

 21日投開票の参院選で、投票を済ませた人に割引のサービスをする「選挙割(わり)」が、松本市内のカフェや飲食店で広がっている。一連の選挙で投票率が伸び悩む若い世代に関心を持ってもらおうと、若い人たちが集まる店の店主らが趣向を凝らしている。

 深志3のブックカフェ「栞日(しおりび)」では、今回初めて「選挙割」を取り入れた。20、21日、松本市選管が出す「投票記念カード」や、投票所前で撮った写真などを見せれば、飲み物を50円引きにする。

 本とコーヒーで非日常的な空間を提供する栞日では、政治や選挙に関わる発信には消極的だった。ただ、スタッフの提案もあり、店主の菊池徹さん(32)は「選挙権は政治に意見する正当な手段。一人一人が動かなければ、何かが変わる可能性や希望は生まれない」と話す。

 蟻ケ崎の自営業、伊藤淳子さん(56)は、投票を呼び掛けるステッカーを市内のカフェに置いてもらおうと独自に訪ねて歩き、市内6店舗から協力を得た。

 里山辺の「喫茶ヤマベボッサ」は協力店の一つ。ステッカーを置く他、23〜25日、投票記念カードを持参した人にランチの飲み物を無料にする。経営する増田知巳さん(45)は「お客さんには子育て世代や学生も多い。政治的な立場を超え、まずは投票に行ってほしい」と期待する。

 中央1のラーメン店「一風堂松本店」は21〜31日、投票した人に替え玉1玉か「半熟塩玉子」1個をサービス。宮田哲朗店長(38)は「麺と違って投票率は伸びた方がいい」と投票を呼び掛けている。