信濃毎日新聞ニュース特集

2019参院選

77市町村中68羽田氏トップ 衆院5小選挙区別、全てでも

2019年07月22日掲載

 参院選県区(改選数1)の市町村別の最多得票者を見ると、野党統一候補として5選を果たした国民民主党現職の羽田雄一郎氏が県内77市町村の88%に当たる68市町村でトップとなり、自民党新人の小松裕氏らを退けた。今回の参院選同様、次期衆院選も与野党一騎打ちの構図が実現すれば、県内の勢力図が変化する可能性がある。

 衆院小選挙区別に見ると、五つのエリアそれぞれで羽田氏が小松氏を上回った。

 羽田氏の地盤3区は全17市町村で最多得票。無所属現職の井出庸生氏から支援を受けた。2区も全市町村で羽田氏が小松氏を上回った。国民民主の下条みつ氏が現職で、自民の務台俊介氏が比例北陸信越で復活している。

 小松氏が過去に3度、衆院選に出馬した1区では、大票田の長野市を羽田氏が制した。北部4町村では小松氏に支持が集まった。国民民主の篠原孝氏が現職。自民は次期衆院選に参院県区元職の若林健太氏の擁立を決めている。

 野党の現職議員がいない4、5区も羽田氏が底力を発揮。自民県連会長の後藤茂之氏が現職の4区では、小松氏が出身の諏訪市で羽田氏に競り勝った。岡谷、茅野、塩尻市では羽田氏に差をつけられた。5区は、自民現職の宮下一郎氏の地盤の伊那市や、小松氏を後継指名した吉田博美・自民参院幹事長の地元の飯田下伊那地方でも4村を除き羽田氏に支持が集まった。

 次期衆院選に向け、野党第1党の立憲民主党は5区総支部長に前上伊那郡中川村長の曽我逸郎氏を選んだ。共産党は、参院選県区への立候補を取り下げた党県委員会書記長の長瀬由希子氏を4区に立てる。他の野党と距離を置く日本維新の会も、2区で県総支部代表の手塚大輔氏が出馬に意欲を示している。