信濃毎日新聞ニュース特集

2019参院選

憲法9条への自衛隊明記は―反対39%・賛成20% 県内出口調査

2019年07月22日掲載

 安倍政権下での憲法改正に前向きな「改憲勢力」が、国会発議に必要な3分の2以上(164議席)を維持するかどうかが焦点の一つとなった今回の参院選。信濃毎日新聞社が21日、県内各地で投票を終えた有権者3180人に実施した出口調査によると、安倍首相が目指す9条への自衛隊明記に反対が39%、賛成は20%だった。「何とも言えない・分からない・無回答」も41%に上り、県民の理解が深まっているとは言えない現状が浮き彫りになった。

 県区(改選数1)の候補者別に見ると、国民民主党現職の羽田雄一郎氏に投票した人の58%が反対で、賛成は8%にとどまった。羽田氏は憲法への自衛隊明記に反対する姿勢を強調し、「平和な日本を子どもや孫につないでいく」と主張。改憲に批判的な層の受け皿になったことをうかがわせた。

 一方、自民党新人の小松裕氏に投票した人では、何とも言えない・分からない・無回答が48%で最多。賛成は39%、反対は14%だった。小松氏は9条改正には反対しつつも、9条以外への自衛隊明記には賛成する立場。ただ、選挙期間中は改憲について触れる場面はほとんどなかった。

 年代別では、20代と30代で賛成が反対をわずかに上回ったものの、同数だった10代(18、19歳)を含め、賛否の差は3ポイント未満で拮抗(きっこう)。60代は賛成18%、反対49%、70代以上は賛成19%、反対43%と、反対が大きく上回った。一方、10代〜40代の各年代では、何とも言えない・分からない・無回答が4割〜5割余を占めて最多だった。

(調査結果は小数点第1位を四捨五入した)