信濃毎日新聞ニュース特集

2019参院選

県区は羽田氏5選 投票率54・29%、過去最低

2019年07月22日掲載

 事実上の与野党一騎打ちとなった参院選県区(改選数1)は21日投開票され、野党統一候補で国民民主党現職の羽田雄一郎氏(51)=立憲民主、共産、社民支持=が51万2千票余を得て5選を果たした。次点の自民党新人の小松裕氏(57)=公明推薦=に14万5千票余りの差を付けた。野党側は改選1議席となった2016年前回選に続く勝利で、非改選を含め県区2議席を独占した。

 自民が県区で議席を失うのは、現職の離党と落選が相次ぎ1995〜98年の3年間に議席空白となって以来。

 投票率は54・29%で、1995年を0・21ポイント下回り、過去最低(補選を除く)を更新した。

 羽田氏は全国で32ある1人区で野党唯一の現職。安全保障や経済政策などを巡り安倍政権を批判し「子どもたちの未来に責任ある政治を実現する」と主張、家計重視の政策を訴えた。国民のほか共闘する野党の党首らが選挙期間中、相次いで応援に入った。無党派層も引き付け、優位に選挙戦を進めた。

 衆院比例北陸信越元職(前党1区支部長)の小松氏は、昨年10月に不出馬表明した県区現職の吉田博美・自民党参院幹事長から後継指名され、くら替えを決意。与党の議席維持を掲げ、暮らしの安心確保を訴えたが、全県的な知名度不足を克服できなかった。

 立候補者4人のうち諸派2人の支持は広がらなかった。