信濃毎日新聞ニュース特集

2019参院選

模擬投票を開票 中高生、学んだことは?

2019年07月23日掲載

投票箱をひっくり返して開票する阿南第二中の3年生

 参院選県区の立候補者の政策や主張をまとめた信濃毎日新聞3日付「マニフェストスイッチ」特集などで学習を重ねてきた阿南第二中学校(下伊那郡阿南町)、原中学校(諏訪郡原村)、松本工業高校(松本市)、岡谷東高校(岡谷市)の生徒たちが22日、参院選前に行った模擬投票を開票した。その答えは...。

<阿南第二中>

 阿南第二中では、3年生全5人が本紙22日付朝刊を読み、参院選の投票率や各党の獲得議席数などを考察。阿南町の投票率が前回より5・59%低く、「ネット投票にしたらどうだろう」「投票箱が家に来たらお年寄りも助かる」などと投票率アップのアイデアを出し合った。

 その上で、17日に行った模擬投票の投票箱を開いた。県区は国民民主党の羽田雄一郎さんが3票、自民党の小松裕さんが2票で、比例代表は公明党3票、立憲民主党1票、共産党1票という結果。参院選比例代表では県内最多得票だった自民党に1票も入らなかったことに、「自民がいない」と意外そうな顔をする生徒や、「県区は野党、比例は与党と違いが出た」などと感想を口にする生徒もいた。

<原村原中/岡谷東高>

 原中は3年生約60人が一つの教室に集まり、選管役の生徒4人が開票。投票数は59で、羽田さん30票(50・8%)、小松さん17票(28・8%)という結果を読み上げると、「(実際と)同じだ」などとどよめきも広がった。

 白票が2票あったことを巡っては、同校生徒会長選挙では白票が出ないよう呼び掛けがあるともいい、「(選挙に)参加する意味があるのかな」の声も。平塚広司教諭(44)は「意思表示の一つの形とも言えるかな」と話した。

 岡谷東高もこの日、18歳以上の有権者を除く1〜3年生393人を対象に行っていた模擬投票を開票した。投票率は79・9%で、昨夏の知事選の時より5・9ポイント低下。桜井大然教諭は「国政選挙はイメージしにくかったかもしれない。投票率を上げるための生徒の考えも聞きたい」と話していた。

<松本工業高>

 模擬投票の用紙に投票先を選んだ理由も記入した松本工業高はこの日、1、2年生と選挙権のない3年生の有志計416人の一部クラスで開票作業をした。担当した有賀久雄教諭(60)が投票箱から1票ずつ取り出し、投票先と理由を読み上げた。

 37人が投票した1年生のあるクラスでは、県区で羽田さんが過半数の19票を集めた。

 3年生のクラスでは参院選の結果を振り返った。有賀教諭は投票率の低さに触れ、「もっと政治に思いを伝えて」と呼び掛けた。