信濃毎日新聞ニュース特集

2019参院選

松本市、県内最低の48・60% 県区投票率、投票所移動が響く

2019年07月23日掲載

松本市選管が市総合体育館で行った参院選開票事務=21日午後9時

 21日投開票の参院選県区で、松本市の投票率は48・60%と県内77市町村で最低だった。松本駅自由通路の期日前投票所を今回から駅前の松本バスターミナルに移したことが響き、期日前投票者の減り幅も県内で最大。市選挙管理委員会は効果的な啓発方法などを模索する考えだ。

 同市の有権者19万7210人のうち投票したのは9万5844人。投票率は2016年前回選から9・99ポイント減った。県全体は54・29%で前回比8・57ポイント減。50%未満は他に、中野市(49・14%)と須坂市(49・74%)だけだった。

 また、松本市の期日前投票者数は2万9057人で、前回比5084人(14・9%)減だった。次いで減少幅が大きかった長野市でも2560人(5・1%)減で、松本市の減少幅は突出していた。

 市選管は「夏は暑く冬は底冷えする」という駅自由通路の期日前投票所について選挙事務従事者や有権者の健康に配慮し、移した。結果、ターミナルでの投票者数は6410人で、前回選の駅自由通路(9635人)に比べて33・5%も少なくなった。

 ターミナルの営業時間の都合で、投票時間は他の期日前投票所よりも1時間半遅い午前10時から。09年衆院選で始まった駅自由通路での投票に慣れた有権者からは「分かりづらい」との声も聞かれた。

 市選管の吉田弘寿(こうじゅ)委員長(80)は「残念な気持ちと、ざんげの気持ち。関係団体と協議し、啓発の在り方を改めて考えたい」とした。