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公明の太田議員、次期衆院選に不出馬 衆院選後、党県本部代表も退任へ

 公明党県本部代表の太田昌孝氏(衆院比例北陸信越)は30日、次期衆院選で党の公認を辞退し、出馬しないことを明らかにした。貸金業法違反容疑事件に太田氏の元政策秘書が関与した可能性があるとされ、自身の議員会館事務所が東京地検特捜部に家宅捜索されたことを重く見た。

 太田氏は取材に「自分自身に何一つやましいことはない」としつつ、「お世話になった支持者や党関係者に心痛や迷惑を掛けた以上、自分の信条として(元政策秘書への)監督責任を取って身を引くべきだと判断した」と述べた。

 太田氏が28日に山口那津男代表に公認辞退を申し出て、党は30日の持ち回り常任役員会で了承した。太田氏は後任について「北陸信越ブロックの中でしかるべく人選する」と説明。衆院選後には党県本部代表からも退く意向を明らかにし、その後も政治活動を続けるかどうかは「何も決まっていない」とした。

 太田氏は長野市出身で創価大卒。同市職員、市議を経て2007年の県議選長野市区で初当選した。3期目途中の17年9月に辞職し、同年10月の衆院選比例代表北陸信越ブロック(定数11)に出馬して初当選した。07年から党県本部代表を務めている。

 家宅捜索は今月4日に実施。太陽光発電関連会社「テクノシステム」(横浜市西区)の元顧問ら2人が、違法に日本政策金融公庫の融資を仲介したとする同法違反の容疑者となっており、太田氏の元政策秘書らは2人の仲介に関与した可能性が出ている。

次期衆院選への不出馬を決め、信濃毎日新聞の取材に応じる太田昌孝氏=30日、長野市

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