長野市内の投票所 閉鎖時間の午後8時に入場待ち 開票作業遅れの一因に
- 2021/11/02 15:03
- 選管・県警
10月31日に長野市内94カ所に設けられた衆院選と長野市長選の投票所の少なくとも2カ所で、閉鎖時間の午後8時に入場待ちの人がいたことが1日、市選管への取材で分かった。この時間までに訪れ、待っていた人には投票してもらったと説明。開票会場への投票箱の到着が遅れ、開票作業の遅れの一因となった。
市選管によると、古里総合市民センターでは午後8時現在で入場待ちが10人ほどおり、若槻コミュニティセンターは大勢が並んでいた。市選管の指示で、時間内に来場した人には午後8時を過ぎても投票してもらった。
長谷部好紀事務局長は「午後8時はあくまで投票所の閉鎖時間。行列などがなければ通常は投票ができるので、投票してもらった」と説明。市役所の期日前投票所でも同様の事例があり、行列の最後尾の人まで投票してもらった。今回は4種類の投票がある上、「新型コロナ対策で記載台を減らしたため、行列ができやすかった」としている。
投票箱は閉鎖した投票所から運び出し、通常は午後9時ごろまでに開票会場に届ける。この2カ所の投票箱は午後9時半ごろに到着した。さらに投票結果をパソコンに誤入力するミスもあり、開票作業は当初予定より1時間半ほど遅れ、1日午前4時ごろまで続いた。