諏訪で合併研究シンポ 行政との新関係は… 住民投票求める声も
 諏訪市は十五日、市文化センターで「市町村合併研究シンポジウム」を開いた。合併に関する情報を提供し、市民が合併問題を考える機会にする狙い。約三百人が参加し、パネルディスカッションでは合併問題での住民投票を求める声もあった。

 行政ジャーナリストの福田志乃さんが「市民と行政の『新しい関係』を築くために」と題して基調講演。全国の事例を挙げながら「合併はどんなまちづくりをするか、市民が考える機会になる」などと話した。パネルディスカッションは山田勝文市長や諏訪商工会議所の山崎壮一会頭、女性団体役員ら四人が出席し、合併と地域の将来像について語り合った。

 山田市長は「合併でこれまで以上に個性的なまちづくりが可能になる」と合併の必要性を強調。市女性団体連絡協議会副会長の岡村光子さんは「分権型という言葉が先行し、定義がはっきりしていない。早急にまとめる必要がある」。主婦の牛山計子さんは「行政側の広報が一方的で、なぜ合併が必要か具体的に伝わっていない」と指摘した。

 また岡村さんは「若い人を巻き込んで合併論議をしてほしい」とし、牛山さんからは「合併は将来的に大きな問題。住民投票が必要」などの意見があった。コメンテーターの福田さんは「行政にメリット、デメリットを示せというだけでなく、市民の側でも地域の課題を議論してほしい」と話した。

(2003年3月18日 信濃毎日新聞掲載)