その時信州は

「30年内に震度6弱以上」確率 県内大半が6%以上


3月24日(木) 掲載


 政府の地震調査委員会(津村建四朗委員長)は23日、将来発生する地震で強い揺れに見舞われる確率などをまとめた「地震動予測地図」を公表した。県内は、東海地震や糸魚川―静岡構造線断層帯(糸静線)などでの直下型地震の影響で、今後30年以内に震度6弱以上に見舞われる確率がほぼ全域で6%以上と分かった。事務局の文部科学省地震・防災研究課は「全国的にみて確率の高い地域」としている。

 委員会が評価してきた糸静線など国内98の主要活断層による地震や日本近海の海溝型地震に加え、未知の活断層によるものなど、国内で起きる可能性のあるすべての地震を想定し、発生確率や揺れの分布を予測。それを基に、強い揺れに見舞われる確率分布などを1キロ四方ごとに地図で表した。

 県内で30年以内に震度6弱以上に見舞われる確率は、南アルプス山ろく一帯や飯田市周辺、諏訪湖周辺が「26%(約100年に1度発生のレベル)以上」という高率。糸静線に沿う格好で「6(約500年に1度)―26%」の地域が南北に延びている。県庁所在地だけで行った個別評価で長野市は、糸静線での地震の影響があり6%だった。

 全国で最も確率が高いのは、静岡県浜名湖周辺の95%。一定以上の面積が「26%以上」の確率に達したのは、静岡や長野をはじめ24都道府県に達した。

 津村委員長は「日本はどこも強い揺れに襲われる。確率が高い地域はより高レベルの対策を取ってほしい」としている。

 地震動予測地図は、地震調査研究推進本部がホームページ(http://www.jishin.go.jp)で公開している。5月には防災科学技術研究所がさらに詳しいデータをネット上で公開する。




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