松本糸魚川道路 住民らの抗議に知事が回答書


 県は二十四日、住民グループ「安曇野に高速道路はいらないネットワーク」に、松本糸魚川連絡道路計画の説明文書や意見交換会についての抗議・申し入れ書に対する田中知事の回答書を手渡した。

 回答書は、九月から開く意見交換会を「賛成・反対の二項対立の討論ではなく」「地域にとって真に必要な道路整備のあり方はどのようなものなのかなど、率直に意見を交換いただく場」と説明。出た意見は「真摯(しんし)に受け止め、この道路の要否、あり方について再考し、さらなる話し合いの場を設けていきたい」としている。

 その上で、参加者の求めに応じ、建設に伴う負担などの資料を提供していく考えを示した。

 同ネットワーク事務局の高木英泰さんは県道路建設課から説明を受け、「意見交換会は参加者が納得できるまで続けることやきちんとした資料を出すとした点など評価できる。建設を前提にせず、広範な意見交換の中で新しい考えが提案できるかもしれない」と話した。

 同ネットワークは今月十日、県の姿勢が中立でなく、道路計画の説明資料にも誤解を招く点があるとして、知事あての抗議・申し入れ書を提出していた。

(2001年8月25日 信濃毎日新聞掲載)