松本糸魚川道路 知事「賛否絞らず議論」


 田中康夫知事は二十七日、大町市の県大町合同庁舎で開いた「どこでも知事室」の地元市町村長や県議らとの懇談で、地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」計画について「賛成、反対の二項対立に絞って考えるべきではないと考えており、まだ県として方針を申し上げる段階になっていない」と述べた。

 腰原愛正大町市長ら大北地域の首長が、県内の調査区間に同市―南安曇郡堀金村(十五キロ)のほか、新たに早期着工の要望が強い同市以北の新潟県境までを加えることができないか、提案した。

 知事は「(九月以降)沿線市町村住民の意見交換会を開いてから議論を進めたい。賛否の討論形式でなく、自由に意見を聞ける場にしたい」と述べた。その上で「これまで県が住民の意見を十分聞き、質問に答えることができていなかった」と指摘、今後は改めていく考えも示した。

 このほか、十四日に上空からルート沿線を視察した際、高瀬川沿いや豊科インター周辺を念入りに見たことについて「他意はなく、周辺の堤防沿いの道路を見ておきたかった」と述べた。

(2001年8月28日 信濃毎日新聞掲載)