松本糸魚川連絡道路 穂高で意見交換会始まる


 地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」(東筑摩郡波田町―新潟県糸魚川市、約百キロ)計画について話し合う県主催の住民意見交換会は十八日、南安曇郡穂高町を皮切りに始まった。沿線十二市町村ごとに各三回ほど開き、十一月をめどに意見をまとめる。

 穂高町では約百五十人の応募があり百人余が出席。県の小市正英・道路建設課長は「計画について疑問や反対を含めさまざまな意見がある。県は中立な立場。この道路が必要なのかどうか、必要ならどのような道路にすればいいのか、原点に立ち返って再考していくことになった」などと説明。六グループに分かれて論議した。

 グループ論議で、参加者からは、計画への賛否の意見のほか、司会や書記の選任、グループに分ける意見集約方法などについて「まず全体で話し合い、問題点をはっきりさせるべきだ」「言いっ放しに終わりかねない」「住民から意見を聞いたというアリバイづくり」など不満が上がった。

 同道路計画は九九年十二月、建設省(当時)が大町市―南安曇郡堀金村間約十五キロを「計画路線」から「調査区間」に格上げしたのを機に、賛否をめぐる論議が活発化。田中知事が見直しを表明し「賛否の討論形式でなく、自由に意見を聞ける場」として、意見交換会を計画した。

(2001年9月19日 信濃毎日新聞掲載)