公安委員 吉川氏の選任案 県会委が否決


 県会警察委員会(木下茂人委員長)は5日、旧北佐久郡望月町(現佐久市)の元町長、吉川徹氏(67)を県公安委員に選任する田中知事提出の人事案を採決し、委員長を除く9人のうち共産党県議団の1人が賛成、他の8人が反対し、賛成少数で否決した。11日の本会議でも自民党県議団や県民クラブ・公明などが反対し、否決される見通しだ。

 人事案否決で県公安委員(3人)に欠員が生じるのは異例。

 警察委は、本会議の委員長報告では否決理由を「不適任」とすることを決めた。

 田中知事は2002年に自ら選任し、12日に1期目の任期(3年)が切れる松本サリン事件の被害者で第一通報者の河野義行氏を再任せず、後任として吉川氏の選任案を提出した。

(2005年7月6日 信濃毎日新聞掲載)