TOP2016年04月旧・現国宝25城、写真展示 松本城太鼓門で
全国の旧国宝と現国宝の城の写真などが並ぶ展示

 松本市の国宝松本城が1936(昭和11)年に旧国宝に指定されて今年で80年となるのに合わせ、旧国宝と現国宝の計25城の写真を一堂に紹介する展示が16日、松本城太鼓門の櫓(やぐら)内で始まる。松本城管理事務所の職員が撮影したり、取り寄せたりした現在や過去の写真など計約60枚を並べ、解説を添えた。戦争で焼失した天守を再建し、保存や修復を重ねて城を守ってきた関係者の尽力ぶりが伝わる。

 国内の城は29年制定の「国宝保存法」で松本城を含む24城が旧国宝に指定された。これらは50年の「文化財保護法」制定を機に重要文化財に位置付けられ、うち松本城など4城を含む計5城が改めて現国宝に指定された。松本城の現国宝指定は52年。

 展示では、それぞれの城について、現在の姿や焼失前、修理中など、さまざまな写真を紹介。原爆でがれきの山になった広島城(広島市)天守跡や、石垣修理に伴う工事中の弘前城(青森県弘前市)などの写真もある。

 担当の菅沼加那さん(30)は、今回の熊本地震で熊本城の石垣が崩れるなどの被害が出たことに触れ、「天守を見ることができる貴重さを、展示を通して再認識してほしい」と話している。5月5日まで。無料。

2016年4月16日掲載

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