TOP2016年04月松本城周辺の景観で協定 南側6町会、締結へ

 松本市の国宝松本城南側を中心とした6町会でつくる「お城周辺地区まちづくり推進協議会第2ブロック」は28日、区域内で建物を新築・増改築する場合の色や高さなどの指針を示す「まちづくり協定」を締結する。6町会の多くが重なる城南側の「三の丸」地区では市が昨年、再整備に向けた基本方針を公表。協定に強制力はないものの、今後地域が大きく変化する可能性を踏まえ、住民自身が描く「地域の理想像」を明文化する。

 協定案は、28日の会合で各町会住民の合意が得られる見通し。一帯で建物を新築・増改築する場合は、外壁や屋根の色、形を「三の丸の落ち着いた風情を損なわないように留意する」と規定する。住民代表や専門家で構成する「協定運営委員会」に事前に相談することも盛り込む。

 また、一帯を「大名町」「外堀大通り」「土井尻」「六九」の四つに分け、それぞれ目指す街の方向性や空間利用の在り方、建物の高さの目安も示す。大名町は「ブランド感のある風格と魅力ある街」を目指し、住民や事業者に対して「(建物の)1階は街路と一体となった開放性のある空間利用」「道路に面した外壁面の高さは旧第一勧業銀行をイメージ」などと要請。土井尻の建物の高さは「18メートル以下」を一定の目安とする。

 第2ブロックは2009年度から協定作りを模索。市が昨年、「三の丸」地区の整備方針を示したのを受けて動きが本格化し、ワークショップ(参加型講習会)や街歩きを重ねてきた。大宮康彦ブロック長は「協定をきっかけに街づくりの思いを住民全体で共有したい」としている。

2016年4月28日掲載

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