TOP2021年06月松本・松江・犬山市長、国内候補準備 文科副大臣に説明 
丹羽文科副大臣や犬山、松江両市長とオンラインで懇談する臥雲松本市長(右)=9日、市役所

 国宝松本城の世界遺産登録を目指す松本市の臥雲義尚市長は9日、国宝の城を持つ松江市、愛知県犬山市の両市長と共に、丹羽秀樹文部科学副大臣とオンラインで懇談した。「近世城郭の天守群」としての世界遺産登録を目指す3市は、まず文化庁が選ぶ国内候補入りへ準備を加速すると説明。丹羽副大臣は、学術調査に力を入れるよう助言した。
 文化庁は本年度、国内候補を挙げた「暫定リスト」の見直しに14年ぶりに着手。世界遺産登録を目指す自治体で動きが活発化している。松本など3市は、先行して世界遺産登録された姫路城(兵庫県姫路市)、暫定リスト入りした彦根城(滋賀県彦根市)を加えた国宝5城での登録を目標に、活動してきた経緯がある。
 懇談の冒頭、臥雲市長は暫定リストの見直しに触れ、「千載一遇のチャンス。積み重ねたものをこの1年に全てぶつける」と強調。非公開での懇談では、3市の連携強化を確認し、7月に松江市で開く催しに3市長が出席することも決めた。丹羽副大臣からは、学術調査に基づいた価値の発信を促されたという。
 終了後の取材に臥雲市長は、5城での登録方針への態度を明確に示していない姫路、彦根両市の動向も課題になるとの見通しを示した。

2021年6月10日掲載

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