TOP2021年11月松本城の南外掘、発掘調査の成果をユーチューブで公開
南外堀の調査結果を説明する動画。左下に木製のくいが見える

 松本市教委は、松本城の南・西外堀復元に向けて南外堀跡で今夏から行っている発掘調査の成果を動画にまとめ、投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネルで公開している。木製のくいの列や瓦などが見つかり、過去の調査結果も加味すると、南外堀の幅が30メートル程度と確認できたとしている。

 発掘調査は南外堀跡の二の丸側の3カ所で実施。うち2カ所で長さ約30~40センチのくいの列が見つかった。くいの近くで多くの瓦が出土し、松本城最後の城主戸田家の家紋入りの瓦もあった。同様のくい列は西外堀跡や総堀跡でも見つかっており、市教委文化財課は「堀の縁に位置する構造物と考えられる」とする。

 南外堀跡では、今回の調査地点の対岸に当たる場所で石垣が見つかっている。調査結果を総合すると、堀の幅は場所によって異なるが約30メートルと推定され、江戸中期に編さんされた「信府統記」の記述と重なるという。

 南・西外堀は大正8年から昭和初期までに埋め立てられ、市が復元を目指している。南外堀跡の発掘調査は来年3月まで行われる。

2021年11月17日掲載

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