TOP2022年03月「松本城のすべて」刊行 世界遺産登録目指す実行委20周年
元松本城管理事務所研究専門員らが監修した「松本城のすべて」

 松本市や信濃毎日新聞社などでつくる「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会は、松本城の歴史や、世界文化遺産登録を目指す地元の取り組みの歩みなどをまとめた書籍「松本城のすべて」を刊行した。実行委設立20周年を記念した事業の一環で、松本城の価値や世界遺産登録の意義を広く発信したいとしている。
 元松本城管理事務所研究専門員を中心に専門家13人が監修。天守成立以前の中世から戦後まで城の歴史を全6章で説明している。堀跡から木製のくいの列が見つかるなど近年の発掘調査の成果も交え、軍事・政治拠点としての城の姿を解説している。
 世界遺産登録を目指す活動の経緯をたどり、日本の近世城郭を世界の城郭と比較した研究成果を紹介。松本城公園内にかつてあった児童遊園地や管理事務所で飼育していた番犬などのエピソードをつづったコラムも収録した。
 監修に携わった元研究専門員の青木教司さん(80)は「学術的な内容も豊富だがガイドブックのように親しみやすい。より多くの人に手に取ってもらいたい」と話している。272ページで1980円。県内書店などで販売している。

2022年3月 2日掲載

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