![]()
増刷した「御城印帳」を手にする登久姫さん
|
松本城で時代衣装を着て来場者を迎える「おもてなし隊」の一員「登久(とく)姫」さんがプロデュースした、城公式の御城印帳が人気を集めている。クラウドファンディング(CF)で製作費を募って1月に800冊を販売したところ、4月上旬に完売。大型連休を前に急きょ1500冊を増刷して売り始めた。
御城印帳は縦18センチ、横12センチで、40枚のクリアポケット付きページが蛇腹に折り込まれている。登久姫さんが昨年8、9月にCFを実施したところ、目標額を上回る184万円余が集まり、製作が実現した。
松本城本丸庭園内の売店のみで販売したが、「予想以上の売れ行き」と登久姫さん。購入者から「作ってくれてありがとう」との声も寄せられたといい、登久姫さんは「男性にも女性にも受け入れられるデザインが奏功した」と受け止めている。
善光寺(長野市)御開帳に合わせて松本城に立ち寄る観光客も多いといい、大型連休も前年以上の人出を見込む。登久姫さんは「多くの人に手に取ってもらいたい」と期待している。御城印帳は増刷分以降は価格を改定し、1冊税込み2750円。
2022年4月23日掲載