俺が 俺で 俺だ scroll

ギターとラップの2人組バンドMOROHAのアフロさんのコラムを掲載します。

  • 2021.01.08

    ばあちゃんの理容室 黄昏れる気満々が...

     ばあちゃんは理容師だった。70を越えてもなお、実家1階に併設された店でハサミをふるっていた。  昔、じいちゃんが事故にあった時はその腕一本で家計を支えてきたと言う。  その背中を見てなのか、わが父、邦彦もハサミを生業にし、実家2階に美容室を開店させる。良く言えばひょうきん、悪く言えばちゃらんぽらん READ MORE

  • 2020.12.04

    ラッパーと言えなくて 印象悪い? 俺はいい奴

     職業を尋ねられ 「ラッパーです」 と答えると 「チェケラッチョか!」 と、酒に酔ったおっさんはお笑い芸人がコントでするような、ザ・ラッパーの身ぶりをしてちゃかしてみせた。  誰も面白いとは思っていないが、一応その場にお付き合いの笑い声が響く。  一方、バカにされたと認識した俺は、おっさんの髪の毛を READ MORE

  • 2020.11.06

    恋の始まりの予感 妄想吹き飛んだポエム

    「教科書、貸してくれない?」  隣のクラスの女子の柔らかい声が鼓膜を撫でた。 「別に良いけど」  返す言葉は冷静そのものだが、その胸は激しく鳴っている。あたかも何でもないぜ、というように教科書を手渡すと彼女は 「ありがと!」 と言ってスカートをなびかせ去っていく。  他にも借りる相手はいたはずなのに READ MORE

ARCHIVE

アフロ 本名は滝原勇斗。1988(昭和63)年、小県郡青木村出身。2003年、上田染谷丘高(上田市)に入学し、野球班に所属する。卒業後の08年、高校の同 窓生だったUKとバンド「MOROHA(モロハ)」を結成し、全楽曲のリリック(歌詞)を手掛けラップを担当。10年のファーストアルバムを皮切りに、3年に1枚の ペースで新譜を発表。18年にメジャーデビュー。代表曲に「革命」「tomorrow」など。著書に「俺のがヤバイ」。